フリーランスというと何となくカッコよく聞こえがちですが、メリットだけでなくデメリットもあるのが現実。
自由であるのは良いのですが、社会的な保障については会社で働く方にはかなわない部分もあると思っています。
それでもフリーランスを選ぶ理由は、自分の力を少しでも試してみたいと思うからこそ。
デメリットと引換えに手に入れる価値の大きさを、少しずつ体感しているところなのです。
今回は、実際に登録しているプラットフォームをご紹介したいと思います。

目次
フリーランスとして案件を獲得するまで

Photo by Christin Hume on Unsplash
会社員時代からコネクションがあり独立するという流れでない限り、何らかのお仕事を獲得するまでに必要なのは「案件獲得スキル」ではないでしょうか。
まず最初にすることは、フリーランス案件を紹介しているプラットフォームに登録するというのが一般的だと思います。
- あらゆる可能性を信じて探すのであれば、無料なのでとにかく登録!
実際に登録したプラットフォーム
- クラウドワークス
- ランサーズ
- サグーワークス
- ライターステーション
- ライターズワークス
- クラウドテック
- freelance hub
この他にも登録している気がしますが、覚えていないくらい案件獲得まで試行錯誤をしました。

クラウドソーシングで仕事をしたときの感想

最初のころは、文字を書いて報酬がもらえることが嬉しい状況で、単価はあまり気にしてませんでしたが計算してみると愕然とします。
気になるライターの文字単価
- 専門ライター案件で、文字単価1.5円
- その他の案件では、文字単価1円以下
実際に月の報酬として確保したい金額から「月に何記事を書けばいいのか」計算してみると分かりますが、最初からライターだけで生活するというのは難しいと感じるのが現状です。
- 月10万円の報酬が欲しいなら、1本5,500円(税込)案件が20本必要

もっと詳しく解説してみると
- 1文字1円の場合の案件では、 5,000文字の文章を書くと5,000円です。
- 税別なのか税込なのかは、しっかり契約時に確認しておきましょう。
- 税別であれば5,500円となり、報酬に差が生じます。

ただしクラウドソーシングなどですぐに受注できるのは、単発案件。
そのためライティングスキルを磨きつつ、継続案件の獲得を目指すというのが最初の段階となります。
もし専門スキルを何か持っているのであれば、案件の提案をするときにしっかりアピールすることも大切。
ポートフォリオの提出を求められることもあるので、過去に作成した記事やブログなど、まとめて提案できる資料を時間のあるときにでも作成しておきましょう。


できればポートフォリオを作成しておいた方がよいワケ
- クライアントにすぐに提案できるメリットがあります。
採用する側としても判断しやすく、会社の媒体にあった記事を書いてもらえるのか、どんなジャンルが得意なのかをポートフォリオから知ることができます。
また採用のときに「テストライティング」を実施することが多く、採用までのハードルが高くなっているのが現状です。
それだけ最初に始めた頃よりライターが増え、ライバルも多くなっている気がします。
他のライターとの差別化を図るためにも、必要な自己アピールができるポートフォリオの準備は必須です。
さらに資格のある領域での案件を探す方が高単価であり、フリーランスとして独立するまでに早いと思います。
- すぐに提案できるように「ポートフォリオ」を作成しよう!
- 自分の専門分野を極めた方が、フリーランスとして独立するのは早い

案件獲得までにしたこと

クラウドソーシングで登録した後は、企業やメディアに直接応募できる環境がないか営業活動を行いました。
- 時間給でライタースキルを身につける
- メディアに所属し、編集担当から文章をチェックしてもらい校正ポイントを学ぶ
1記事にかかる時間を計算すると、時間給でライターとして働く方がメリットになる場合もあります。
メディアに所属するとライティングスキルだけでなく、リライトなどの編集者としてのスキル、企画の進捗やSEO対策などメディアを運営する上でのノウハウを学ぶことができるのが最大のメリット。
幅広く、網羅した内容を学びたいと思っているのならメディアに所属し、その道のプロに聞くのが一番近道だと思います。

採用する担当者の方と話しをするメリット
- 会社の方向性や考え方を知ることができる
- メディアとしての課題やどんな人材を必要としているか知ることができる
採用する側にとって会社に必要なのは、そこに適した人材であるかどうか。
そのため一定のスキルが不足している場合には、採用まで結びつきません。
企業案件に応募するメリットは、いま自分にできない課題が明らかになることです。

- 「どのようなスキルが求められているのか、自分に不足しているのは何か。」
これを考えることができるので、企業に応募する機会があるなら積極的にライター応募に挑戦してみることをおすすめします。
自分の中だけで考えていても解決できないことも、客観的に捉えることができれば意外に早く解決の糸口が見つかることがあるのです。
そして現状として足りないスキルであっても、これからそのスキルを身につけていくことで、次は新たな分野で活動できる可能性が見つかります。

クラウドワークス

ネットで簡単にいろんなお仕事が受注できるのが「クラウドワークス」です。
Webライターのお仕事を初めてみたいという方が、最初に登録することでも知られています。
これから記事発注を考えている経営者の方も利用できるプラットフォームです。
さらにワーカーとして働く場合には、システム手数料が発生します。
システム手数料
- 20万円超の部分:5%
- 10万円超20万円以下の部分:10%
- 10万円以下の部分:20%
- タスク形式の場合:20%
仕事を紹介してもらい受注することになるので、手数料が発生します。
計算:ワーカーの受け取り金額(税抜)=(契約金額+消費税)-契約金額の消費税
例えば…契約金額が10,000円(税抜)の場合
11,000円(契約金額+税込)-2420円(システム手数料20%+消費税)=手取り8,580円
- 仕事の件数は、2021年10月3日時点で359,176件となっています。
ランサーズ

初心者から上級者まで利用している方が多い、クラウドソーシングといえば「ランサーズ」。
Webライターの仕事にチャレンジしてみようと思ったら、まずは登録しておきたいサイトのひとつです。
スキルやお仕事の受注、内容によってランサーランクが分けられているので、依頼する側にとっても利用しやすいのがメリットです。
仕事の件数は常時210万件となっています。(2021年10月3日時点)
登録は簡単なので、とりあえず登録してから使いやすいプラットフォームを選んで仕事を受注していくというのもおすすめです。
最初の単価は、あまり期待できないのですが、スキルアップをすることで高単価案件を獲得できるチャンスはあると思います。
できればポートフォリオなど、自分のスキルや実績が分かるものを用意しておくと良いでしょう。
ランサーズでも利用規約により、契約金額からシステム手数料(5~20%)を支払います。
契約金額・ランサー手取り計算ツールを利用して、手取りを計算してみてくださいね。
サグーワークス

Webライターのお仕事を探している方が登録しておきたい、「サグーワークス」。
クラウドワークスやランサーズとの違いは、案件数。
膨大な情報から案件を探すことに少し疲れてしまう方には、こちらの「サグーワークス」で自分に合ったスキルから探してみるというのもおすすめです。
こぶたの鉛筆というノウハウが掲載されているサイトもあるので、これからWebライターを始めてみたい方に参考となる情報が閲覧できます。
ライターステーション

「ライターステーション」の特徴は、応募するときに課題があることです。
他のクラウドソーシングの登録は無料となり誰でも登録できましたが、もう少し高単価の案件を獲得したいなら、審査制のプラットフォームへチャレンジしてみるのもおすすめです。
ライターステーションでは、働きながらWebライティングを学ぶことができるのがメリット。
応募資格
- 年齢や経験は問わない
- Webライティングに興味がある
- パソコンが使用でき、ビジネスマナーが守れる
参考案件
- 記事コンテンツのライティング:1ページ1,000円(800文字程度)×30ページ
- 専門的な記事コンテンツのライティングやシステムへの流し込み、装飾:1ページ2,000円(1,200文字程度)×40ページ
継続的に案件を獲得したいなら、応募してみるのもアリですね。
ライターズワークス

最近登録をさせていただいた「ライターズワークス」。
最低金額15,000円の案件があるというのが特徴です。
ただし登録には審査があり、過去に掲載した記事の提出が求められます。
仕事については、順次案件があれば連絡がくるというスタイルなので、すぐに案件を獲得したい方向けではないかもしれません。
登録フォーム内容
- 名前
- メールアドレス
- 執筆媒体
- 記事URL(過去実績)
応募は簡単ですが、一定の実績が必要となるのでWebライターのスキルや実績が掲載できる状況になった時点で、応募してみてはいかがでしょうか。
登録の可否については、1週間以内にメールで送られてきます。
クラウドテック

登録無料のプラットフォーム「クラウドテック」。
ライター案件もありますが、どちらかというとエンジニアやデザイン、コーディング案件が多い気がします。
Webライターからステップアップし、活動の幅を広げたい方や他のスキルも組み合わせて案件を受注したい方におすすめです。
手数料は案件によってことなりますが、20%の支払いが必要な場合もあります。
- しっかりとしたサポート体制があり、案件受注までのスピードが早いのが特徴。
Webライターだけのスキルでは限界点が生じてしまうので、自分の得意なことを伸ばしていくと可能性は無限に広がる気がします。
クラウドテックは、そんなWebライターの願いを少しでも叶えてくれる場所です。
クラウドテックの特徴
- 登録社数14万件
- リモートワーク案件がある
- 会員限定特典:福利厚生、ベビーシッター
エンジニア、デザイナー、ディレクターなど案件を1ヵ月以上継続して稼働すると、キャンペーン適用にて5万円進呈されます。
対象となる職種・一覧
【エンジニア】
バックエンドエンジニア / フロントエンドエンジニア / マーク アップ エンジニア / iOSエンジニア / Androidエンジニア / ゲームプログラマエンジニア / インフラエンジニア / セキュリティエンジニア / テストエンジニア・テクニカルサポート
【デザイナー】
Webデザイナー / UI/UXデザイナー / アートディレクター / クリエイティブディレクター / グラフィックデザイナー / CGデザイナー / イラストレーター
【ディレクター】
Webディレクター / プロデューサー / プロジェクトマネージャー
- 紹介キャンペーン実施中→クラウドテック
freelance hub(フリーランス hub)

レバレジーズ株式会社が運営する「freelance hub(フリーランス hub)」。
サイトが見やすく案件を探しやすいのが特徴で、経験やスキルから自分にあった案件を探すことができますよ。
「freelance hub(フリーランス hub)」では、開発言語やフレームワーク、職種だけでなく人気の条件から探すことができ、とても分かりやすい!
- リモート
- 高単価
- オンライン商談OK
さらにスカウト機能があり、経験やスキルに適した案件をメールでお知らせしてもらえます。
- スカウト機能を利用してみる→freelance hub(フリーランス hub)
freelance hub(フリーランス hub)の使い方
- 案件に応募し、エージェントとカウンセリング
案件に申し込み、商談が成立すれば参画となります。
freelance hub(フリーランス hub)の特徴
- 案件数13万件以上(2022年7月18日時点)
- スカウト機能がある
- おすすめフリーランスエージェントから探せる
エージェントを比較できる「freelance hub(フリーランス hub)」
「freelance hub(フリーランス hub)」ではおすすめのエージェントを比較でき、エンジニア・クリエイター向けの業務委託案件の紹介、商談の設定、単価交渉や契約のサポートも行っています。
フリーランスエージェント(2022年7月18日時点)一部紹介
- レバテックフリーランス:求人・案件数39315件
- Midworks:求人・案件数5440件
- フリエン(furien):求人案件数39819件
- レバテッククリエイター:求人・案件数4911件
- HiPro Tech(ハイプロテック):求人・案件数1035件
- フォスターフリーランス:求人・案件数2953件
- テックビズフリーランス:求人・案件数2882件
- アットエンジニア:求人・案件数3752件
- フリコン:求人・案件数16706件
- ビズリンク:求人・案件数798件
個人で探すとなると、エージェントの抱えている案件数や特徴を把握できず、自分にあった案件選びも一苦労。
仕事を探すときの条件は人によってさまざまですが、フリーランスの特権でもある「働きやすさ」にはこだわりたいと思うのです。
さらに自分のスキルを価値に変えるためには、どのように経験やスキルをアピールするのかも案件獲得までの重要なポイントとなってきます。

いかがでしたか。
Webライターのスキルだけでは、単価を上げていくのは難しいのが現状。
少しでも得意なことや興味のある分野があれば、新たにチャレンジしてみることをおすすめします。
少しずつでも、スキルアップと単価アップに向けて努力していきたいものですね。