新型コロナウイルスの影響で、遠出のツーリングが厳しい状況となっていますが、いつかは収束することを願って。
今回はベテランのライダーさんが紹介する「バイク乗りなら行ってみたい!厳選スポット」をご紹介したいと思います。
東北から北陸、関東エリアまで、これからツーリングを計画する方に参考になる情報です。
目次
秋田 / 男鹿エリア
- 立ち寄りたいスポット:寒風山、八郎潟、入道崎、男鹿水族館GAO
日本海に突き出た男鹿半島には、男鹿三山、寒風山がそびえ、半島の付け根には八郎潟が広がっています。
北海道でも有名な道路のひとつに約30kmの直線道路があり、美唄から滝川間は日本一。
ライダーなら一度は走ってみたい憧れの道なのです。
秋田県にも直線道路として知られているのが、八郎潟干拓地エリア。
県道54号を目指して八郎潟に到着すると、両サイドに木が立ち並び、約10kmの地平線へ向かってどこまでも直線道が続く道を走ることができます。
北海道に行ってみたかった方に、ぜひ訪れてほしいツーリングスポットです。
のんびりとしたローカルな景色を眺めながら走り、向かうことができるのが寒風山。
キレイな景色を眺めたいなら、頂上を目指してみましょう。
道は徐々に狭くなり、かなり急な登り坂となるので1速でのゆっくり走行がおすすめです。
頂上に到着すると、日本海を望む景色も遠くまで見渡せる絶景ポイント。
この時に訪れたのは、650ccのバイク。
帰りは少しですが、ジェットコースターのような気分を味わうことができるルートになっています。
山形 / 鳥海山エリア
- 立ち寄りたいスポット:鳥海山、鳥海ブルーライン、奈曽の白滝、仁賀保高原
秋田と山形の県境にそびえる鳥海山は、独立峰のため周辺を走ると鳥海山がきれいに見渡せます。
ついついバイクを停めて「ここからの眺めもいいな」「ここもいいな」と撮影タイムに。
絶景スポット巡りをしているライダーにおすすめのツーリングスポットです。
ライダーにおすすめなコースは、「鳥海ブルーライン」。
撮影などゆっくり過ごしたいときやのんびり走りたいときには、初夏の早朝が狙いめ。
比較的クルマが少なく道を独占できます。

起伏のある山坂道は攻めるのもいいのですが、ヘルメットのシールドを上げてのんびり走ると、新緑の緑のにおいや少しだけヒンヤリした空気を感じることができ、清々しい気分にさせてくれます。
宮城 / 山形 / 蔵王エリア
- 立ち寄りたいスポット:蔵王エコーライン、蔵王山、遠刈田温泉

宮城、山形の県境を横切る火山群の総称を蔵王といいます。
最高峰である熊野岳山頂近くにある火山湖「御釜」はこの周辺の観光スポットとしても見どころのひとつです。
蔵王山をめざして走ると大鳥居が見え、全長26kmの山岳道路である蔵王エコーラインに到着。
秋の紅葉や早春の雪の回廊など季節によって色々な景色で楽しませてくれます。

駒草平、滝見台、賽の磧などのビューポイントも多く、蔵王の自然を満喫できるのも特徴。
もちろんワインディングも存分に楽しめますが、昼間は車も多いので早朝に走るのがおすすめです。
福島 / 磐梯エリア

- 立ち寄りたいスポット:磐梯吾妻スカイライン、磐梯山、五色沼
絶景ロードとして有名な磐梯吾妻スカイラインは、高速道路からのアクセスも良好。
そのため日帰りツーリングにもおすすめです。

磐梯吾妻スカイラインは本格的な山岳道路で全長29km。最高標高は1622mもあります。
最初は自然の緑も目に入りますが、次第に火山特有の荒涼とした山肌に遭遇。

あまりの絶景に「バイクを停めて写真をとりたい!」と思うのですが、火山ガスが発生している影響で駐車は禁止なんです。
広く遠くまで見渡すことができるスポットなので、晴れていればとどこまでも続く空を満喫できますよ。

新潟 / 佐渡エリア
- 立ち寄りたいスポット:佐渡金山、金北山、大野亀、妙宣寺
東京23区の1.5倍ある佐渡島は、関東圏からであれば2泊3日で十分楽しめます。
フェリーで行く離島を探している方なら、おすすめのツーリングスポットです。
ただし高速ジェット船にはバイクを積めないので、カーフェリーを利用し新潟港から2時間半で佐渡に到着するルートを選んでみましょう。
このルートを選んだ場合、初日は移動で終了となります。
佐渡金山はせっかくなので是非立ち寄りたいスポット。
佐渡最高峰の金北山の峰を越える大佐渡スカイラインは、急こう配なワインディングが楽しめるのでおすすめです。

佐渡の北に位置する大野亀は、亀がうずくまっているように見える大岩があり、海岸線を望む頂上までは歩いて約20分。
少し時間はかかっても、行く価値は大いにありです。
石川 / 能登エリア
- 立ち寄りたいスポット:千里浜なぎさドライブウェイ、禄剛崎、白米千枚田、和倉温泉
能登へ行くには新潟方面を経由するため関東圏からだと少し遠く感じます。
ですが、そんなことを忘れさせるくらい魅力的なスポットが多数ある、おすすめエリアです。
なんといっても、千里浜なぎさドライブウェイが圧巻です。

約8km、日本で唯一の波打ち際の浜辺を走れる道路。
砂浜は強く踏み固められ、大型の観光バスも走るくらいなので、オンロードバイクでもまったく問題ありません。

ただ、写真を撮ろうとしてバイクを停めたときにサイドスタンドが砂浜にのめりこみ、バイクを倒す危険があります。
私がそうでしたので、ご注意を。白米千枚田、禄剛崎など見どころも多く、時間がたつのが早く感じます。

長野 / 妙高戸 / 隠エリア
- 立ち寄りたいスポット:戸隠神社、戸隠の三本杉、大岡温泉
少し歩きますが、このエリアでのおすすめは戸隠神社です。
戸隠森林植物園が隣接しているので、そちらにバイクを停めて整備された歩道を進むこともできます。
ただし歩道には「クマに注意」とありますのでソロで行かれる場合は、パンパンと手をたたきながら歩を進めるのもありかと思います。
戸隠神社の参道に入ると、参道の左右両側に杉の巨木がすきまなく配置されています。
神秘的というか心が洗われるというか、もし多少雨が降っていたとしても雰囲気がとてもいいので是非訪れてほしいスポットのひとつです。
バイクで走っていると、巨木、滝、灯台などは、なぜか立ち寄りたくなってしまいます。私だけでしょうか?

茨城 / 奥久慈エリア

- 立ち寄りたいスポット:袋田の滝、奥久慈渓谷、竜神大吊橋
関東圏からの日帰りツーリングで奥久慈エリアに立ち寄るなら、早朝に自宅を出発するべきですが、今は便利な世の中になりインターネットカフェで格安で宿泊できる時代です。

試しに前日の夕方に自宅を出発し、日立市のネットカフェで仮眠をとり明日に備えました。
翌朝、まずは訪れたのは袋田の滝。
紅葉シーズンということもあり朝7時だというのに周辺の駐車場はほぼ満車状態です(コロナ前)。
それでもバイクなので、なんとか停めさせてもらい、整備された歩道を抜けて滝をめざしました。
白くきれいに糸を引く袋田の滝は、混んでいなければもう少し眺めていたくなる場所です。
その後、奥久慈渓谷、竜神大吊橋と移動したところ、渋滞に。
日本人の「桜好き」「紅葉好き」であることを改めて感じた出来事。
訪れるときには、桜と紅葉のシーズンは避けたほうが無難な気がします。

東京 / 伊豆大島エリア

- 立ち寄りたいスポット:三原山、筆島、泉津の切通し、大島温泉 元町浜の湯
横須賀から高速ジェットフェリーで約1時間、伊豆大島に到着。
バイクの持ち込みはコンテナに入れられ荷物扱いとなるので、現地で原付スクーターをレンタルするのがおすすめです。
車で1時間ほどで一周できる伊豆大島なので、原付なら1泊2日の行程で十分楽しめます。
原付のレンタル代は約8,000円です。
おすすめは三原山です。駐車場からはるかかなたに見える三原山ですが、頂上を一周する周回歩道(お鉢)まで徒歩45分。
途中1986年に流出した溶岩や、万一噴火したときの退避ごうなどもあり興味深く、ソロで行っても十分楽しめると思います。
「裏砂漠」へは別のルートから。
まさに「ここは地球じゃないのかも」と思える景色が広がります。
伊豆大島は一年中風が強いので、キャンプ場にテントを設営して宿泊する場合は、強風対策をお忘れなく。

静岡 / 大井川エリア

- 立ち寄りたいスポット:寸又峡、久野脇橋、鼻崎の大杉
乗っているだけで楽しいのでバイクでのツーリングはやめられないです。
さらに山坂道のワインディングロードを気持ちよく攻めているときほど「バイクに乗っていて良かった」と思える瞬間はないと思います。
寸又峡から静岡市へ続く国道362号線もそんな道でした。
ワインディングロードを求めて走っていると、多種多様の吊り橋が目に入ります。大井川にかかる吊り橋で一番長いのは、久野脇橋(塩郷の吊橋)です。
1932年に竣工しており、観光目的ではなく実際に使用するために施工された吊り橋。
寸又峡にある、夢の吊橋も久野脇橋と同じ構造となり、人が歩く度に揺れます。
また下を見ると水面までの高低差に少しビビってしまうかもしれません。
時間に余裕があるなら、是非立ち寄ってほしいツーリングスポットです。
次に行ってみたい!厳選「ツーリングおすすめスポット10選」まとめ

バイクのツーリングで一番気になるのは天候だと思います。
明日は雨と知っていてツーリングに出かけるライダーはそれほど多くないと思いますが、現地に着いた後で雨に降られたら仕方がありません。
そんな歓迎されない出来事も「そういえばあのとき、雨に降られてさぁ~」と、ちゃんと覚えていて、笑い話になります。
どんな出来事も楽しい思い出になってしまう、ツーリングにはそんな魅力があると思います。
事故だけは十分注意して、あなたも素敵なツーリングライフをお送りくださいませ。
(ライター:宗像 正行)