広島市の呉市にある倉橋島。
豊かな自然に囲まれた島には、絶景のポイントがいくつもあり、大型の連休には観光に訪れる人が多いスポットなのです。
倉橋島の歴史から、小さな船にたどりつく
その昔、平清盛が宋との貿易を行うためにつくった水路とされています。
広島県のいちばん南に位置する倉橋島は、愛媛県の津和地島と山口県の周防大島の島々に面し、造船や海運の盛んな島として栄えてきました。
倉橋島に行くには、呉市営バスでJR呉駅から清盛塚まで25分、倉橋本浦まで59分かかります。
島を上空から音戸大橋を見ると、メガネのような形をしているのが特徴的。呉市の市街地から国道487号線を南に進み橋を渡ると、倉橋島に到着です。
長さ600ほどで、いちばん狭い幅は90mしかないとされる橋は、1167年に平清盛が一日で築いたとされています。
音戸大橋は徒歩で渡るには不便なため、海峡には100mほどの日本一短い定期船として朝5:30から夜9:00まで運行。
運賃は100円で子どもは、50円。とても小さな船なのですが、いまでも観光に訪れる人やサイクリングを楽しむ人が利用しています。
時刻表はないので、乗りたい人がいる時に乗ることができるという船なのです。
倉橋島のヒーリングスポットのひとつは橋
以前は倉橋町と音戸町と呼ばれていた場所も、2005年に呉市に編入されたため、呉市となりました。海の幸、山の幸が豊富で、海に囲まれた自然が豊かな場所にあるため、連日観光に訪れる人が多いスポットです。
第二音戸大橋は、音戸大橋の交通量の増加によって整備された橋で、2013年(平成25年)に架けれています。
音戸大橋の本土側には、約8300本のつつじが咲きゴールデンウイークの頃には、訪れる人を楽しませてくれる場所です。
ここにもあった橋?!絶景スポットにもなるスポット
通称第三音戸大橋と呼ばれる歩道橋は、警固屋音戸バイパスから5mほどの高さにある歩道橋。
観光に訪れる人のコミュニティスポットとして整備されています。トイレや休憩できるテーブルなどもあるので、便利。
ひまねきテラスは、倉橋島側の第二音戸大橋を渡ったところにあり、食堂と売店があるお店。
売店には、加工された食品やレモン関連の商品やちりめんなどが販売されています。食堂のスペースでは、音戸ちりめん丼やスパゲティ、ソフトクリームなどもありますよ。
2階にはテラス席があるので、晴れた日は絶景ポイントとなりますね。
ここで景色を眺めることや、ちりめん丼などのご当地グルメを楽しむことができます。北側には、大和ミュージアムのある呉市内や工場を眺めることができ、西側に江田島が見えます。