キャンプができる日を心待ちにしつつ、時間があればテントをリサーチするのが最近のひそかなブームとなっています。
最初に気になったのが、有名どころのブランド「モンベル」のテント。
そしてリサーチしているうちにテントが受ける風が気になったので、モンベルの方に質問をしてみました。
まずは自分のリサーチ過程を、考える図にしつつ紹介してみたいと思います。
Photo by Jérémie Crémer on Unsplash
目次
前回は、モンベル ムーンライト テントについてリサーチ
モンベル ムーンライトテントの耐水圧は約2,000mm、フロアテントは約1,500mm。
これはリサーチした結果、中程度の雨に耐えられるという内容でした。
今回疑問に思ったことは、風速
雨(1時間の雨量)と風(平均風速)について考えてみる
小雨は数時間続いても1mm未満、弱い雨は3mm未満となっています。
この表は気象庁が提示しているデータをもとに作成したもので、やや強い雨なら10~20時間、6~10時間の雨にテントが耐えられるという計算に。
ただこれは同じ状態の雨が続いた場合なので、さらに強くなることや雨が弱く少なくなる場合は、ことなります。
やや強い雨 | 10mm以上20mm未満 | ザーザーと降る | 10~15 m/s
~約60km/h |
やや強い風
(傘がさせなくなる) |
強い雨 | 20mm以上30mm未満 | どしゃぶり | 15~20 m/s
~約70km/h |
強い風
(風に向かって歩けなくなり、転倒する人も出る) |
激しい雨 | 30mm以上50mm未満 | バケツをひっくり返したように降る | 20~25 m/s
~約90km/h |
非常に強い風 |
非常に激しい雨 | 50mm以上80mm未満 | 滝のように降る | 25~30 m/s
~約110km/h |
モンベル・ムーンライトテントの耐風性について
出典:モンベル公式ホームページ
ムーンライトテントがどのくらいの風に耐えられるのか気になっていたので、実際にサイトを検索してみると…
耐風についてはモンベルが独自に実証しているもので、フィールドテストや風洞実験施設によって耐風試験を繰り返し行っていることが分かりました。
これによってテントの生地やポールにかかる圧力を評価しているのです。
でも..よく分からないので、モンベルの方に質問をしました!
モンベルの担当者が答える!ムーンライトテントの耐風性について
ご質問いただきましたムーンライトテントは風にはどの程度強い製
品であるかでございますが、通常のテントサイトで受ける風であれば十分対応しており、いわゆ るやや強い風であれば大丈夫でございます。(必ずペグをご使用下さい)
なるほど…これによると「やや強い風」であれば大丈夫ということに。
やや強い風は気象庁が提示している10~15 m/s(~約60km/h)で、傘がさせなくなる状態です。
実際の問題として考えると、傘がさせなくなる以上に悪天候でキャンプをすることが一般的にはないので、ムーンライトテントで十分!耐風性があるということになりそうです。
また「必ずペグをご使用下さい。」とコメントをいただいています。
さらに登山など過酷な状況で、テントを張るなら
モンベルの方にコメントをいただき、さらに風に強いテントを提案してもらいました!
今回リサーチしたムーンライトテントよりも、風に強い「ステラリッ
またムーンライトテントに比べて風に強い商品としてはステラリッ
ジテントシリーズ(例:ステラリッジテント本体1型♯1122648及びレインフ ライ♯1122653)がございます。
Photo by Kevin Schmid on Unsplash
対応シーズンが春から冬で、雪山やカヌーツーリングに最適な商品。
このステラリッジテントシリーズは、人が何かにつかまっていないと立っていられないほどの強風にも耐えられることが実証されています。
気象庁の「風の強さと吹き方」の表を参照すると、この状態は強い風にあたり高速を運転している中では、横風に流される感覚が大きくなる状況です。
あくまでも目安になるので天候によって状況は変化していくとは思いますが、かなり過酷な環境下でのキャンプを想定できそうですね。
基本的にはバイクでツーリングキャンプのテントをリサーチしているので、今回の「ステラリッ
モンベルのご担当者の方、参考になる提案をいただきありがとうございます!
それでも価格帯としては27,500円(税抜)からなので、悪天候となった場合のキャンプの備えも欲しい方は、「ステラリッ
ムーンライトの価格帯については、前回の記事「【考える図】モンベルの「ムーンライトテント」を妄想する」を参考にしていただけると助かります。
モンベルのテントの特徴は海外ブランドのテントと比較して、雨に強いことです。
価格も比較的リーズナブルで、コスパもいいのでおすすめ。
サイズは主に3つあり、「ムーンライトテント」6種類、「クロノスドーム」4種類、「ステラリッジテント」5種類です。
人数は、商品名のうしろに付いている数字が収容人数となっているので、テントを選ぶときの参考にしてみてはいかがでしょうか。
設営が簡単!軽量でコンパクトな「ムーンライトテント1型」
日本の気候に適しているテントで、耐水性だけでなく防水性と通気性も万全。
バイクキャンプにも最適です。
重量1.44㎏と軽量タイプなので、コンパクトに収納できますよ。
もっと広さが欲しい!ソロキャンプでも快適空間「ムーンライトテント2型」
ムーンライト1型より少し広いスペースを確保できるので、ゆったりと過ごすことができます。
2人用のテントですが、積載に余裕があるバイクであれば、こちらの「ムーンライトテント2型」を選択するのもアリかもしれません。
ソロキャンプで快適に過ごせる広さとなっています。
アクアラインをバイクで走るときに、風が強いと…
バイクでよく通る道として海ほたるのアクアラインがあるのですが、ここも風が強いと横に流されます。
いまのバイクで購入したての頃、通りましたがテントをリサーチしていたら…怖かったのを思い出しました。
それからも懲りずに何度となく利用している道なのですが、走っていると海の上を走っている感覚を楽しめる!ので最高なのです。
さらに海ほたるは、バイク乗りには優しく駐車場もしっかり確保されていることがおすすめポイント。警備員さんの誘導のもと、屋根付きの場所に停めることができますよ。
感謝。
悪天候でアクアラインを通るのは、例えば…風速7mの状態では危険ですが、少しの雨宿りなどで利用するのには最適です。
ツーリングの帰りに疲れたときや、トイレ休憩、水分補給、ツーリングルートの確認など。
便利で楽しすぎるルートが、アクアライン経由!