G20のサミットでもテーマとなった、プラスチックのごみ問題。
景色のキレイな場所を求めてツーリンをするのが好きなライダーにとっても、環境問題を考えるとすれば電動バイクの存在。
時代の波を少しずつ感じながら、今回は気になる企業の取り組みについてご紹介したいと思います。
目次
何故、脱プラスチックが必要なのか…

- プラスチックは石油からできているため、汚染されている物質を知らず知らずのうちに自然環境のなかに運ばれている
- 海の魚などがマイクロプラスチックを食べ、これを摂取している人間にも悪影響を及ぼす
少しずつ環境を汚染し、人にも影響を及ぼすプラスチック。
生活が便利になり何でも手に入る時代から、資源を大切し環境を保護することが次世代に向けて必要な取り組みとなっているのです。
2020年末までに使い捨てのプラスチック製ストロー全廃へ

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スターバックス コーヒー ジャパンでは、タンブラーやマグカップなどの「マイカップ」を持参すると、環境への取り組みに対して税抜本体価格から20円の値引きを実施しています。
さらに関東と関西の一部店舗では、コーヒーの豆かすを回収し肥料として活用。そしてこの肥料で育てられた乳牛のミルクや野菜は、一部店舗でドリンクやサンドイッチの原材料として使用されているのです。
そして2025年までに、日本の国内で販売されるすべての製品にリサイクル可能な容器を採用し、さらなる自然環境保護への取り組みが実施されることに。

Photo by Jørgen Håland on Unsplash
人気のスタバでは、2020年1月からの取り組みとして、未来につながるFSC®認証紙ストローでの提供を開始。
さらに3月には、全店約1500店舗で導入することが決定しています。
ファミリーレストランでもプラスチック製のストローは必要なときのみとなり、その他食料品を販売している店舗でもプラスチック製の袋を利用する場合には有料となる店舗が増えてきましたね。
そのため最近では、買い物の際にエコバッグを使用する人も多く見かけるようになりました。
新しい店舗が出現!少しずつ浸透している脱プラスチック活動

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海を救いたい!とプロのダイバーが立ち上げたプロジェクトストアー「エコストア・パパラギ」。
スタップ全員がダイバーという、何とも特徴的なお店なのです。
それも「陸での生活スタイルを変えれば、人も海も地球も元気を取り戻せるかもしれない」という思いから。
このお店では、無農薬、無化学肥料のお米や21種類のハーブティー、ドライフルーツ、野菜など約90品目を取り揃え、ノンプラスチック製品の地球にやさしい商品を取り扱っています。
エコストア・パパラギで人気のアイテムは、バナナでつくるエコペーパーやEKO GIFT。

Photo by Tanguy Sauvin on Unsplash
プロのダイバーが運営しているので、同じ趣味や海が好きな方には親近感のわくお店かもしれません。
新しく事業を始めたいと考えている方にとっても、ヒントになることがたくさんありそう。
- レジ袋はありません
- ラッピングはありません
- プラスチック製品はありません
ライダーにとっても、キレイな景色が大好き。そのため自然を大切にする気持ちは、ダイバーと共通するのです。
ホームページでは、お店を開業した経緯などをホームページで掲載していますので詳細をもっと知りたい方は、ぜひアクセスしてみて下さいね。
〒251-0025
神奈川県藤沢市鵠沼石上1-3-6
TEL : 0466-50-0117
FAX : 0466-50-0118
※HPに掲載の水中写真等の写真画像は武本匡弘
(日本自然科学写真協会会員)の撮影したものです。
ご活用などのご希望は下記にご連絡ください。
(一部著作権あり)
fujisawa(a)eco-papa.com
食べられるインクで脱プラスチック!野菜直売所で実証実験中
さらに脱プラスチック化を目指す企業の取り組みについて、ご紹介したいと思います。
暮らしに関する課題解決をめざすノウ株式会社では、食べられるインクを使用して脱プラスチックを目指すことに。
そして今回のアイデア協力を求めたのは、いずれ脱プラスチックを検討していた白石農園。
練馬区で100種類の野菜を販売している 白石農園が協力しようと思ったワケ

- 以前からマルシェで販売しているなかで、脱プラスチックに興味関心があり、面白そうな取り組みだと感じたからなのです。
気になる実証実験の内容・結果

このプロジェクトの目的は、なるべくプラスチック梱包をせずに野菜販売をしてもらうこと。

野菜販売の新しいアイデアとして使用されたのはフードペンで、市場には出回らないB品と言われる野菜にステンシル技法によって文字の転写やイラストを描いて販売されています。

かわいいイラストで、みんなを笑顔に!
- イタリア製で、原材料に水やグリセリン、エタノール、クエン酸に食用の色素が配合されている商品です。
ノウ株式会社では、エディブルインクを活用することで脱プラスチック化を提案し、社会問題となっているプラスチックのごみ問題の解決の糸口になると考えたのです。
黒板描きアーティスト「What a Hand-Written World!(すばらしき手描きの世界)

今回のプロジェクトに参加しているアーティスト(略して)「WHW!」は、以前のプロジェクトからのお付き合いしている会社で、脱プラスチック販売所の目印として、練馬区の古民家で出た廃材を利用した看板製作を依頼しています。

素朴な木の素材を生かした自然な色合いは、何とも親しみのわくデザイン!
さらにノウ株式会社では、今後も手書きの看板を共通のアイコンとして使用する予定となっています。
新たなステップに向けて、脱プラスチックの野菜販売所の目印に素敵な看板が増えていくのでしょう。
これは楽しみですね。
もっと知ってもらいたい!脱プラスチックの活動

白石農園とのプロジェクトを通して、ノウ株式会社では引き続き練馬区で協力してもらえる農家を募集しています。
また今後の活動として農業に興味のある人々と協力し、別のプロジェクトを立ち上げ新たな事業展開を考えているのです。
さらなるネットワークを拡大による、新たな可能性に期待が高まります。
代表取締役:深津康幸
設立:平成30年12月28日
本社:〒177-0041 東京都練馬区石神井町7丁目24-17
支社:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3丁目9-10 渋谷アサヒビル5F
サイト:https://know-corp.jp/
お問い合わせ:info@know-corp.jp
バイクでツーリングに行くと、キレイな景色にいつも癒されているのです。
そこで今回は、プラスチックのごみ問題に関するピックアップ記事を選んでみました。
すぐに変えられないことでも身近に感じることから少しずつ…始めていくことが大切なのかもしれないですね。
これからも楽しいバイクライフを!お互いに過ごしていきましょう。


