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キャンプにも使用できる「ポータブル電源」おすすめ3選

車中泊やオートキャンプといった、車が主体となるアウトドアが人気となる昨今、需要が高まっているのがポータブル電源

ポータブル電源とは、スマホなどの充電に欠かせないモバイルバッテリーを大容量化してパワフルにしたものです。

スマホの充電はもちろんのこと、ノートパソコンやドローンの充電、電化製品を充電することも可能となります。

そんなポータブル電源を入手するなら、これだけは知っておきたいというポイントがあります。ひとつずつ確認していきましょう。

1. 出力できる形状

Photo by Zach Betten on Unsplash

ほぼすべての機種で、スマホが充電できるUSBポート、100VのACコンセント、車に装備されている12Vのシガーソケットの出力を備えています。

100VのACコンセントに関しては、家庭のコンセント(1500W、15A x 100V)のように何でも使用できるわけではなく、機種によってバッテリーの容量が変わってきます。

目安として最大出力が1000Wを越えないようであれば、消費電力の大きいドライヤー、電気ケトル、炊飯器などの使用は控えたほうがよいでしょう。

2. 純正弦波で出力可能

Photo by Wei Pan on Unsplash

家庭のコンセントから供給される電気は、構造上、回転することで発電するため交流の正弦波となります。

それを直流に変換して使う家電製品が多いのですが、同様にポータブル電源からも交流の正弦波が供給される必要があります。

最近では、どのポータブル電源も「純正弦波」と呼ばれる正弦波に近い波形の電気が供給されるようになりましたが、購入の際は確認するようにしましょう。

3. バッテリー容量

Photo by Tegan Mierle on Unsplash

現在、人気の機種は120,000mAh以上の大容量ポータブル電源です。

同時期のスマホのバッテリー容量が4,000mAhくらい、人気のモバイルバッテリーの容量が20,000mAhくらいなので、モバイルバッテリー6台分の容量を備えるポータブル電源が使い勝手が良いとされています。

※ ちなみに120,000mAhのバッテリーの持ちは以下の通りです。

ノートパソコンの消費電力は20~30W、扇風機が10~40W、ラジカセが10~50Wとすると、パソコンを使いながら扇風機を回して、音楽を聴いていると約5時間30分でバッテリーがカラになる計算です。

けっこう持ちますね。

  • (参考)Wh = 3.7 (V) × mAh(バッテリー容量)÷ 1000 より 120000mAh = 444Wh

4. 重さ

Photo by Lucas Ludwig on Unsplash

バッテリー容量が大きくなれば、積載するバッテリーも多くなり重さも増します。

重量が10kgを越えてくると、家庭のコンセントにもひけをとらない圧倒的なパワーと大容量で、ドライヤーや炊飯器などの熱器具も使用可能となります。

人気の120,000mAh程度のポータブル電源なら、4~5kgほどの重量なので、女性がひとりでも無理なく運ぶことができます。

5. 使用可能温度

冬場のキャンプや、氷上でのワカサギ釣りなど氷点下の環境でも使用するのであれば、それに対応したポータブル電源を選ぶ必要があります。

こちらも重要な要素のひとつです。

ポータブル電源の出力可能な最低温度「マイナス10℃」であれば、冬場のキャンプ時に体を温めるための電気毛布用の電源としても適しているといえるでしょう。

6. ソーラー充電が可能かどうか

Photo by Chris Holder on Unsplash

せっかくポータブル電源を手に入れるなら、停電や災害時にも役に立つものを選びたいものです。

ソーラーパネルなど、家庭のコンセント以外からも充電可能ということであれば、いざというときにも心強いでしょう。

「ポータブル電源」おすすめ3選

Jackery ポータブル電源 240 67,200mAh

 Jackery ポータブル電源

  1. 出力形状と個数:ACコネクタx1、USBx2、シガーソケットx1
  2. バッテリー容量:67200mAh / 240Wh
  3. 重さ     :3.2kg
  4. 使用可能温度 :-10~40℃
  5. ソーラー充電 :可能

わずか3.2kgと軽量であり、どこにでも楽に持ち運びができます。

ドライヤーなどの熱器具の使用はできませんが、最大で200Wの出力が可能です。

AC出力からは純正弦波が出力されるので、パソコンなどの精密機器も問題なく使用できます。

価格の面からも、入門用に入手するには最適なポータブル電源といえそうです。

Anker Power House ポータブル電源 120,600mAh

 Anker Power House ポータブル電源

  1. 出力形状と個数:ACコネクタx1、USBx4、シガーソケットx1
  2. バッテリー容量:120600mAh / 434Wh
  3. 重さ     :4.2kg
  4. 使用可能温度 :-10~40℃
  5. ソーラー充電 :可能

434Whのバッテリー容量でスマホなら40回、ノートパソコンなら15回充電することができます。

4つのUSBポートすべてが急速充電に対応しているのもうれしいポイントです。

AC出力から供給可能な定格120Wの電力はもちろん正弦波。

各ポートから同時に最大で200Wの出力が可能であり、出力が200Wを越えると、自動でDC出力がオフになる安全機能を備えています。

JVCケンウッド ポータブル電源 BN-RB10-C 278,400mAh

 JVCケンウッド ポータブル電源

  1. 出力形状と個数:ACコネクタx3、USBx4、シガーソケットx1
  2. バッテリー容量:278400mAh / 1000Wh
  3. 重さ     :10.9kg
  4. 使用可能温度 :-10~40℃
  5. ソーラー充電 :可能

ドライヤーなどの熱器具を使用するには、ACコンセントから家庭と同程度の1500Wの出力がほしいところです。

こちらの商品の定格出力はACコンセントから1000W、瞬間で最大2000Wの出力なので、小型の電気ケトルや炊飯器であれば問題なく使用できます。

もちろん、ソーラーパネルでの充電も可能ですので非常時にも電力を確保できます。

キャンプにも使用できる「ポータブル電源」おすすめ3選 ーまとめー

Photo by Jongsun Lee on Unsplash

車中泊の車内や、キャンプ場のテント内に100VのACコンセントがあると、普段自宅で使っている電化製品がそのまま使えるのでとても便利です。

ただ、消費電力の大きい熱器具の使用は、それなりに大きなバッテリー容量が必要となります。

アウトドアではもちろんのこと、停電や災害時にも活躍してくれるポータブル電源は、是非1台常備しておきたいものです。

ただ、ポータブル電源もバッテリーであり性質上、自然放電するので数か月に一度は充電しておく必要があります。

覚えておきましょう。

(ライター:宗像 正行)

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