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念願のバイクを購入してから、あちこちにツーリングに行き、早くも3年。
これまでバイクを倒したことがなかったにも関わらず…
車検の前日にバイクにキズをつけてしまうというアクシデントが発生し、凹みながらの初車検となりました。
少しでも安くバイクの車検を通すことをモットーに。
今回は、ユーザー車検についての情報をお届けしたいと思います。
目次
車検を受けるには、まずアカウントを作成
予約は、国土交通省の「自動車検査インターネット予約システム」から行います。
初めて利用する場合には、新規アカウント登録から必要な事項を入力して、アカウントを作成します。
そしてアカウントを作成すると登録したメールアドレスに、「ログインIDとパスワード」が届くので、ログイン画面からアクセスします。
- 予約は、15日前からしか受付をしていません。
- 車体番号が必要なので、車検証を手元に用意してから予約しましょう。
もし忘れてしまっても、申請すれば再度メールで新しいログインIDとパスワードを案内してくれますよ。
ログインできたら、予約
左の「検査の予約」から、予約画面に移動します。
最初は、こんな真っ白な入力画面なのですが、「車検を受ける地域と運輸局」を指定すると、次に入力する画面が表示されます。
今回車検を受けたのは、関東。
「継続検査」に印をつけて、車検を受ける車種を選択します。
「次へ」をクリックして先に進むと、詳細の予約画面が表示されます。
予約ができない時間帯には、「×」の印がついているので、自分の予定に合わせて予約をしてみて下さいね。
これで予約は完了です。
実際に予約できているか確認したいときには、「予約の確認・変更・削除」を選択してみましょう。
さらに予約が完了すると、登録したメールアドレスに日時が届きます。
- 予約の変更やキャンセルは、届いたメールからでもIDとパスワードが分かっていれば可能です。
- 当日のキャンセルや時間の変更も、空きがあればできますよ。
- 無断でのキャンセルは、次の予定がとりづらくなるペナルティがあるようです。ご注意を。
実際に予約なしで車検を受けた方もいたので、空き状況によっては受付をしているようです。
ただし待ち時間などもあるため、スムーズな車検を目指したい方には、あまりおすすめはしません。
詳細などについては、問い合わせをしてみて下さいね。
車検のときに必要な書類とは
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車検を受けるときには、絶対になくてはならない書類があります。
紛失しないように、日頃から管理しておくことが大切なのです。
今回は、初めてのユーザー車検でかなり不安になった要因でもあるので、必要な書類を忘れずに準備しましょう。
- 自動車検査証(車検証)
- 自動車損害賠償責任保険証明書(自賠責)
- 最新の軽自動車税納税通知書兼領収書(納税証明書)
自動車検査証(車検証)
自動車登録番号や車両番号、車体の形状、所有者や住所などが記入されている書類です。
車検が通ると、新しく更新されます。
自動車損害賠償責任保険証明書(自賠責)
自賠責は、いま加入している証明書と次の車検まで加入した証明書が必要となるため、新旧2枚の証明書を準備します。
新たに保険に加入することになるので、とくに指定の保険会社の希望がなければ、運輸局でも加入することができますよ。
加入には以前の自賠責証明書を提示し、2年分の保険料を支払えば更新が完了です。
- 初年度の保険料:14,950円
- 今回の保険料:9,680円
平日だったので待っている人も少なく、5~10分ほどで手続きが終わりました。
最新の軽自動車税納税通知書兼領収書(納税証明書)
納税証明書は、最新のものがあればOK!です。
ただし住所や名前などに変更がある場合には、住民票など証明する書類が必要になります。
変更がなければ、この3点の書類で車検を受けることができますよ。
当日に記入する書類
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運輸局に行ってから、記入する書類があります。
印紙を貼った書類、検査の項目にチェックと印鑑を押してもらう書類、継続検査申請書(専用3号様式)です。
- 印紙代を支払う。
- 自賠責に加入する。
- 書類に必要事項を記入する。
- 車検を受ける。
- 車検に合格したら、レーンのすぐ近くの建物で最終の印鑑とチェックを受ける。
- 再度、窓口に移動して、書類を提出し交付。
- 自分で車検のシールを交換する。
専用の3号様式は、自分で窓口の前にあるクリアケースから探す必要がありますが、残りの2枚は印紙代を支払うときにもらえます。
いずれも車検証を見ながら、車両番号を記入して、住所、名前を記入するだけの簡単なものです。
窓口のカウンターで記入をしたら記入漏れがないかどうか、しっかり受付で確認してもらいます。
記入漏れなどがなければ、実際の車検を受けるレーン(車検場)に案内されますよ。
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継続検査に必要な書類等(専用3号様式に記載されている書類一覧)
- 納税証
- 保険証
- 重量税
- 手数料
- 申請書
- 記録簿
運輸局の方が確認のために掲載している書類一式かもしれません。
参考までに。
印紙代は5,500円(内訳)
- 検査登録印紙:400円
- 審査証紙:1,300円
- 重量税印紙:3,800円
- 印紙税法課税物件表第17号の2により、印紙税は非課税扱いとなっています。
いざ!検査場のレーンに並んでみる
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当日のバイクは、5台ほど。
レーンは、一番端の1番レーンでした。
車検が終了したバイク乗りの方に、しっかり場所を確認してから移動しました。
道路にも二輪車の表示があるので、進んでいくと待っているバイクが数台。
さっきのバイク乗りの方からのアドバイスは、「初めて」だと言っておいた方がいいよ。とのこと。
しっかり伝えましたが、本当に、何も分からないので迷惑をかけてしまいました…すいません。
まずはエンジンをかけて、ブレーキランプやホーンなどの装備品を確認し、エンジンをかけて走行距離をチェック。
その後、実際にレーンに入り前輪タイヤと後輪タイヤだけを検査することに。
40㎞まで速度を上げて下さい、など電光掲示板に指示が出るので、その通りに実施していきます。
難しかったのは、左の足元に踏みながら検査する項目があること。
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検査を受けるレーンは、横幅が1本橋ほどの幅。
ここにバイクをうまく停車させて、検査を進めていくのです。
これも慣れなのかもしれませんが、足つきの悪いバイクの場合、転倒しないか不安になりました…
ここでの検査が終了すると、最後に排ガスチェック。
先ほどの場所から、エンジンをかけて移動し前進します。
エンジンをかけた状態でバイクを停車させ、自分で長い棒状のものをマフラーに近づけて測定。
検査の結果が掲示板に表示されるので、ランプがついてOKが出たら終了となります。
時間にして2~3分もかからなかった検査だったのですが、クリアできるのか正直心配となった検査。
無事に検査が終了して印鑑をもらい窓口へ戻り、新しい車検シールの交付待ちとなりました!
オイル交換や部品の交換はしていない
今回の車検代は、税金と自賠責の支払いのみ。
そのため、かなりコストは抑えられたのです。
ただしオイル交換や部品の交換など、時期によっては交換が必要なこともあります。
また定期的な点検など、安全にバイクに乗り長く愛車に乗るためには、メンテナンスは必須。
今回のユーザー車検をしてみて、コストは抑えられたメリットがありましたが、バイクを維持するための費用は別途かかります。
何ごとも経験!ユーザー車検にチャレンジしてみたい方は参考にしてみて下さいね。