いちごが美味しい季節になりました。
キルフェボンのタルトでもいちごWeekがあるほど。
そんないちごについて、リサーチしてみました。いまが旬のいちごは、世界でどのくらい消費されているのでしょうか。
目次
いちごは、どこへ輸出されている?!
世界でのいちごの生産量は、約770万トン。
あまりにも多すぎてどのくらいかは、わかりにくいですね。
そのなかでも日本はというと、約16万トン、約2%だそうです。
(参照:平成25年農畜産業振興機構、財務省「貿易統計」)
世界で1番は、中国で、その次にアメリカ合衆国となっています。
そして、日本のいちごは、結構輸出されているんです。
その多くが香港へ84%も。その他に、シンガポールや台湾などへ輸出されています。そういえば以前テレビで、日本の果物がかなり高値で売られているというのを聞いたことがあります。
香港への輸出が多い理由として、植物検疫をする必要がなくリードタイムが短いことがあるようです。
これによって福岡県の「あまおう」が知られるようになり、輸出が増加しているんです。
いちごの産地とその品種たち!どのいちごが好き?
「あまおう」の名前の由来は、あかい、まるい、おおきい、うまいの4つの言葉の頭文字をとったもの。
なんと、6年もかけて研究されたものだそうです。いまでは、人気の品種の一つですね。
日本では、福岡のほかに栃木県「とちおとめ」があります。
とちおとめは、甘みが強く大粒なのが特徴で、東日本でのシェアは1位を獲得している品種です。その他には、佐賀県「さがほのか」、静岡県「紅ほっぺ」が有名です。
「さがほのか」は、九州で栽培されている品種で、果肉が白く甘みもあり酸味が控えめな、つやのある紅色のいちご。
「紅ほっぺ」は、果肉が紅色な大粒で甘酸っぱさを残したタイプの品種です。
いちご本来の美味しさを味わうならこの「紅ほっぺ」かもしれないですね。
「雪うさぎ」と「天使の実」これは、いちごなの?
そして最近話題のいちごといえば、白いちご。佐賀県で生産されている、奇跡のいちごと言われています。
突然変異の白いちごの苗をおおきみという品種と一緒のハウスに植え、5年かけて誕生したんです。
おおきみは、もともと生産量が少ないいちごでしたが、他のいちごと比べて桃のような香りと、酸味が少なく甘いという特徴があります。
そして、以前にもあった白いちごは粒が小さいものでした。
そのため、白いちごの苗をおおきみと一緒のハウスに植えて、試行錯誤のすえ5年かけて誕生したのが「雪うさぎ」と「天使の実」なんです。
これだけ聞いても、かなりの苦労と努力。そして、その結晶としてのいちごと言えますね。
「雪うさぎ」は、収穫の時期が早く平均の果重は、35gほど。おおきみににている桃のような香りと、酸味が少なくて甘みがあります。
「天使の実」は、収穫の時期は遅いのですが、平均の果重は雪うさぎよりも重く、60gほどもあるんです。なかには、もっと大粒で100gをこえるいちごもあるとか。
もはや、イチゴ?と思ってしまいそうです。味はというと、パイナップルやメロンのような不思議な味?いちど食べると忘れられない、と言われています。
どちらの白イチゴの品種も、果実が硬めなので輸送するには都合がよく、海外へ輸出もされているようです。貴重な美味しい「いちご」が日本から、海外へ行ってしまっているのですね。
ぜひ、いちどは食べてみたいと思わずにはいられない貴重な品種です。
行くならいま!もう少し後にする?いちご狩りとジャム作り!
いちごは、タルトやケーキなどで飾られていると彩りもよく、楽しい気分になりますが。
この時期、いちご狩りも魅力的です。
最近、千葉県の房総をドライブしましたが、いちご狩りのお店をみかけました。まだ営業はしていませんでしたが、今年に入って、少しずつ営業するところも増えているようです。
自分で収穫したふっくらとしたいちごを、おもいっきり食べるのも楽しいですよね。
いちごのシーズンは、以外と長いんです。11月ごろから出始めて、ベストシーズンは3〜4月ごろでしょうか。品種によっては、5月ごろまでがシーズンのものも。
いちご狩りができるところはたくさんありますが、今回は千葉県でジャムづくりもできる施設をご紹介したいと思います。
千葉県富津市にあるマザー牧場と千葉県成田市にある成田ゆめ牧場です。
マザー牧場のいちご狩り
マザー牧場のいちご狩りの品種は、「紅ほっぺ」、「章姫」、「もういっこ」、「やよい姫」の4種類。
料金は一人200円と100gで200円で、3歳から参加料がかかります。
営業時間:1月と2月でことなり、1月は平日10:00、土日祝日9:30からです。2月は、平日9:30、土日祝日9:00となっています。定休日は、火曜日です。
address:千葉県富津市田倉940-3 TEL:0439-37-3211 営業時間:12月1日~1月31日は、9:30〜16:00、平日は、10:00〜16:00 2月1日~11月30日は、9:00〜17:00、平日は、9:30〜16:30 JR佐貫町駅からバスでマザー牧場行きがあります。 車の方は、館山自動車道木更津南ICから国道127号線経由で、現地に到着します。
成田ゆめ牧場のいちご狩り
成田ゆめ牧場では、ゆめのいちご摘みが開催中です。
2017年12月17日~2018年2月28日(今年は「とちおとめ」と「章姫」)
時期が良ければ、2種類のいちごを20分食べ放題。先着順での受付で予約はしていないようです。
料金:大人1,700円、小人1,300円(牧場への入場料は別途必要です)
address:千葉県成田市名木730
TEL:0476-96-1001
営業時間:9:00〜17:00(定休日なし)
電車の方は、JR滑河駅から無料の送迎バスがでています。バスに乗って10分ほどで到着です。
車の方は、圏央道下総ICから県道63号に入り、1.5㎞ほど。
駐車場は1日600円で、約1000台のスペースがありますよ。
持ち帰りはできないので、美味しいイチゴをおもいっきり食べて帰ってくださいね。
時期によっては、受入できる人数が限られているようです。
ジャムづくりも先着順で定員が決まっています。1セット650円で体験することができますよ。
これから、さらにベストシーズンのいちご。
タルトやケーキとしても美味しいのですが、そのまま食べるのも楽しみ倍増ですね。
ぜひ、いちご狩りとジャム作り体験してみてはいかがでしょうか。
詳しくは、ぜひホームページをご覧くださいね。
INFO/画像提供/マザー牧場
URL:http://www.motherfarm.co.jp/