2022年11月にリリースされた「ChatGPT」は、リリースされてから2カ月ほどで全世界の1億人のユーザーに利用されるようになったサービス。
ユーザー数獲得の速度は、過去に類をみないほど。しかし現状としては正確性には欠ける部分もあり、これからの真価に期待が高まっています。
今回は、さらに新しい可能性が広がるTrip.comが導入した「TripGen」をご紹介したいと思います。
目次
Trip.com(トリップドットコム)

UnsplashのAnthony Tranが撮影した写真
Trip.comは、トリップドットコムグループのグローバルブランド。
2003年にNASDAQに上場し会員数4億人となり、東京だけでなくヌーヨークや香港、ソウルなど世界中に拠点をもつ会社。提携ホテルは世界200か国、140万軒あり、ホテルやフライトの予約だけでなく鉄道の乗車券も予約することが可能です。
さらにTrip.comの日本語カスタマーサポートは24時間、年中無休。日本にもコールセンターがあり、サポート体制も整っています。
自社アプリに実装された対話型AI「TripGen」とは?
TripGenのコンセプトは「Generate your Dream Trip, Just Like That!(気軽に夢のような旅を!)」。
リアルアイムでのやり取りを実現しリアルタイムでAIによる旅行ガイドサービスを提供することが可能です。
旅は楽しい!だけど旅行前の計画や手配は大変…という課題を解決する

UnsplashのFelix Rostigが撮影した写真
- 旅先をどこにするのか?
- 旅先で何をするのか?
- ここでしかできない体験は何だろう?
- 旅行の手配をどうすればよい?
- どれくらい費用がかかるの?
こんな悩みを一挙に解決できるのが「TripGen」。
まだ具体的に決まっていない質問を入力するだけで、旅行前の計画から旅行先の手配、航空便やホテル、交通手段、観光ツアーまですぐに提案してくれます。
TripGenは、複雑な質問や曖昧な質問にも回答できる

UnsplashのBrooke Cagleが撮影した写真
Trip.comのシニアプロダクトディレクターで開発責任者
Amy Wei(エイミー・ウェイ)氏のコメント
「時間は貴重なのに、旅行の計画は時間がかかる上にストレスフルです。あふれている情報も多すぎるどころか、しばしば膨大なのです。
私も40以上の国々を訪れたほどの旅行好きなので、旅行者が旅行の計画を立てる時にみなさまが抱える悩み・その解答作成の難しさに共感できます。」
Trip.comのCOO
Shubert Lou(シューベルト・ロー)氏のコメント
「リアルタイムの質問回答サービスが開始されることで、旅行者のより素晴らしく・早く・多様なサポートが可能になります。
現在、TripGenの言語は中国語(簡体字・繁体字)、英語、日本語、韓国語に対応していますが、今後旅行者のニーズに応じてさらに多くの言語を拡張する予定です。
また、ChatGPTを開発したことで知られているOpenAIのAPIと技術的に統合ました。
将来的には、他のNLPモデル(自然言語処理モデル)も考慮します。
私たちは旅行者の皆様に最善の旅行体験を提供するために歩み続けてまいります。」
これからの新しい旅に向けた第一歩としてAIの活用を取り入れたTrip.com。
充実した旅の計画を立てるためのツールを活用し、旅行者に信頼されるパートナーになることを目指しています。
利用者の体験により満足度が高ければ、一挙に認知度がアップするツールとなりそうですね。
高性能AIの可能性に注目

UnsplashのSaif71.comが撮影した写真
現在の検索エンジン世界シェア9割以上を占めるGoogle。ChatGPTが検索エンジンに導入されると、Googleの地位が揺らぐ可能性もあり、益々高性能AIのニュースは注目度の高い分野。
ぜひ楽しい旅の計画を立てるツールとして利用してみてはいかがでしょうか。
\アプリ導入は公式サイトから/