フリーランスのお仕事

Zoomで面接!次世代の新しい働き方「バーチャル世界」を体感

人生100年時代。

会社に所属するという働き方だけでなく、さらなる新しい働き方が創造されるのを楽しみにしているところなのです。

今回は、バーチャルな世界で働くことを実現している「メタジョブ!」をご紹介したいと思います。

Twitter情報で応募し、Zoom面接へ

出典:KDDI株式会社

2~3カ月のあいだに少し苦手だと思っていたTwitter運用を始め、そこで新しい働き方を見つけたのがキッカケです。

求人内容はパソコンの画面を見ながら通話機能などを使用し、イベントに参加しているお客様への対応をするというお仕事。

  • メールで連絡し、ペンネームで応募(メールアドレスには本名記載)
  • Zoomでの面談で詳細をうかがい、経歴と勤務時間などを相談
  • 通信機器や操作についての質問に返答
  • 後日、採用の可否を含めメールで連絡あり

自分が経験したことのない未知の世界を体験できることが、今回応募させていただいた理由です。

Moon Creative Labとは

  • 三井物産から新たなビジネスを「つくる」ベンチャースタジオ

バーチャルな空間でアバターとして働く

自分の好きな場所で働けることが、最大のメリット。

さらにネット環境でのお仕事のため、必然的に密が避けられ非接触での接客を実現しています。

出典:メタジョブ!

事業主にとっても遠方にいる人材を確保することができ、人手不足となるエリアにおいて「働き手の確保と人材活用の施策」として取り入れることが可能。

仕事内容としては、VRイベントやリモートでのロボット接客などがあり、「メタジョブ!」では働き手と雇用する企業をマッチングしています。

 メタジョブ!(公式サイト)

「バーチャル渋谷 au 5G ハロウィーンフェス2021」

出典:KDDI株式会社

「バーチャル渋谷 au 5G ハロウィーンフェス2021」MEMO
  • 日付:2021年10月16日(土)~10月31日(日)
  • 開催場所:渋谷区公認配信プラットフォーム「バーチャル渋谷」
  • 主催:KDDI株式会社、一般社団法人渋谷未来デザイン、一般財団法人渋谷区観光協会
  • 後援:渋谷区
  • 協力パートナー:東急株式会社、東急不動産株式会社、東京メトロポリタンテレビジョン株式会社、株式会社SHIBUYA109エンタテイメント、株式会社 ローソンエンタテインメント、ChargeSPOT、アドビ株式会社

参加方法

  • バーチャル渋谷は、VRデバイス、スマートフォン、PC/Macから参加できます。
  • clusterの無料アカウント作成と利用するデバイス用のclusterアプリのインストールが必要です。
  • clusterアカウント作成:https://cluster.mu/
  • clusterアプリダウンロード:https://cluster.mu/downloads

仕事を始める前にアプリの導入と操作方法を確認し、当日のイベントに臨みました。

使用した機器は、スマホとパソコン(以下PC)。

ワイヤレスのイヤホンでは通信環境によって会話が途切れることがあるため、有線のイヤホン使用がおすすめです。

さらに途中からマウスを使用したところ、アバターの視点切り替えや方向転換、移動などが断然!楽になります。

業務の時間中はLINE通話を利用し、常に連絡がとれる体制。

そのため困ったことや不明な点などがあれば、いつでも相談ができるので、初めて勤務する方でも少しずつ操作に慣れ仕事ができる環境です。

公式サイト:https://vcity.au5g.jp/shibuya/halloween2021
公式SNS:<Twitter>‎@shibuya5g
<Instagram>@shibuya5g
<YouTube>渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト

自分の通信機器や環境から、アプリを導入しログインができれば、後はアバターを操作しお仕事開始。

PCでアバターを操作する方法

  • W→前進
  • S→後退
  • A→左へ進む
  • D→右へ進む
  • Z→左手をあげる
  • C→右手をあげる
  • スペース→ジャンプ

キーボードを押すだけなので、簡単。

ボタンの場所を覚えるだけで、好きなようにアバターを動かすことができます。

とくに気に入ってよく利用していたのが、「ジャンプ」。

お客様のアバターと比べると、スタッフアバターは少し身長が低いので、ジャンプをしてアピールをしコミュニケーションをとっていました。

今回はPCを利用しましたが、スマホやiPadの方が体感的に操作しやすいのかもしれません。

  •  ワールドに移動する→イベントを行っている会場に入ること
  •  お友達申請をする→友達になることで、相手のいるワールドへ移動できる
  •  ネット環境が重く落ちる→同じ空間にいることが難しくなり、最初から入り直すことが必要

主な仕事内容としては、お客様の対応以外にVハロコスというイベントに応募するための写真撮影があります。

イベントで撮影した写真は、PCのホーム画面からからダウンロードし、アカウント名を記載し専用のフォルダへ提出。

実際にアバターとして働いてみた感想

スタッフは、お客様とは違うスタッフアバターで接客し、ひとりずつ番号が与えられ同じ格好のアバターで対応をします。

イベント情報や会場内で開催されているゲームや迷路など、バーチャルな空間を楽しめるよう案内するのがスタッフの役割です。

最初の頃はチャットの返信が遅く、うまくコミュニケーションがとれないことや、あわてて音声をOFFにしたまま話し、いつの間にかいなくなっていた…ということも経験。

スライドショーには JavaScript が必要です。

同じ名前でアバターだけを変えることができます。

アバターの特徴として、すぐに移動できることから、友達申請をしていない限り追いかけることはできないのが難点。

またネット環境やパソコンなど使用機器の状況によって、突然フリーズし落ちることも。

こんな時はLINE通話で連携し、対応を引き継ぐことが重要となります。

友達登録をしておくと…

自分のアバターと他のアバターで「お友達登録」しておくことで同じエリアに移動できるので、待ち合わせのときに便利。

その他に、探したい人をIDで検索するという方法もあります。

バーチャルな世界

  • 同じワールドにいる人数が増えていくと、他のワールドへ移動することがある
  • ネット環境が悪いと画面がフリーズするため、もう一度入り直すことが必要になる
  • オリジナルのアバターが近くにいるときに、ネット環境の維持が難しいこともある

スタッフとして働くことができるという以外に、お客様として訪れるアバターの方々のコスプレも楽しみとなりました。

アバターは同一人物であっても、いろんな衣装や他のキャラクターに替えられるのが特徴です。

上級者になると衣装の完成度が高く、いろんな動き方が可能で、大きさや形状、高さを変えることもできます。

その他にスタッフの中にはバーチャルな環境に慣れ、語学が堪能な方もいるため、いろんなお客様のニーズに対応ができる体制。

スタッフ同士のコミュニケーションも円滑のため、働きやすさを追求しています。

スライドショーには JavaScript が必要です。

アバターとしてコミュニケーションをとるために工夫したこと

バーチャルな世界は初めてということもあり、アバター同士で会話をするということに慣れず、最初は「話しかける」というハードルがありました。

何とかコミュニケーションをとろうと、PCのスペースキーを使用し「ジャンプ」することでアピールを開始。

バーチャルな世界でコミュニケーションをとる方法

  1.  チャット機能を使用する
  2.  エモーション(音付き)で反応
  3.  音声通話で会話する
  4. スペースキーを使用し、ジャンプする
  5. ジャンプしながら走る(W+時々スペースキー)

その他にエモーション(絵文字に音付き)やチャット機能もあるので、第一選択としてエモーション、次にチャットでの会話、最後に音声通話を使用し、少しでもイベントを楽しんでもらえるよう工夫しました。

少しずつ慣れてくると躊躇せず話しかけることや、お問い合わせの案内もこなしつつバーチャル空間での接客業務のお仕事を実感できたのです。

もっと知りたい!バーチャルな環境に訪れる人のニーズ

  • どんな人が訪れているのか
  • どんなことを楽しみに訪れているのか
  • バーチャル空間を利用する頻度

10日間ほどの勤務のなかで、訪れている人を観察していると、よくバーチャル環境を利用している人が約5~6割以上。(体感のため正確な実測値ではありません。)

ライブなどのイベントがある日は、初めて利用する方が多い傾向でした。

年齢層は幅広く、子どもから大人まで楽しめる空間。

慣れない接客のなかでしたが、穏やかに仕事をすることができました。

バーチャルな世界に訪れる方は、誰かと一緒に参加しているという状況は少なく、一人で参加しワールドで他のアバターと合流する場合や単独でバーチャルな世界を楽しんでいる方が多かったように思います。

そんな中でも親子やカップルに出会うこともあり、バーチャルな空間をスタッフとして満喫。

非接触で接客をするメリットは、感染防止策としても有効であり、いつでもどこでも自分の働きたい場所で仕事ができるため、アバターで仕事をしてみたい人に、ぜひ届いてほしいと思うサービスです。

スライドショーには JavaScript が必要です。

仕事をこなす上で難しさを感じたのは、個々のパーソナルスペースに配慮したコミュニケーションの方法です。

もっと話をしたいのか、ひとりでそっとイベントを楽しみたいのか、どんなことに困っているのかなど対面ではない接客の難しさを感じました。

それでも自由を追求しラフな関係性、ストレスフリーな良い環境という意味では新たな価値観がうまれる予感がします。

スタッフの待ち合わせ場所:ハチ公前

いずれにしても、いまの環境で仕事ができない人にとって、新たな雇用の創出につながる働き方であることは間違いないと思うのです。

もしまた機会があれば、ぜひ働いてみたいと思えるお仕事でした。

リモートワークや非接触での仕事、自由な働き方を探している方へ、おすすめ!

気になる方は、「メタジョブ!」へ問い合わせをしてみてくださいね。

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