コンパクトな車体で小回りが効くので、買い物や通勤・通学に便利なコンパクトミニカー。
今回は自動車と同じステアリングを採用している、4輪・電動コンパクトミニカーをご紹介したいと思います。
目次
電動ミニカーを調査!よくある質問とは

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運転免許は、ミニカー登録となるため「普通自動車運転免許」が必要となります。
電動ミニカーでのヘルメット装着の義務はありませんが、オープン車両の場合には、安全を確保するためヘルメットを被りましょう。
ナンバー登録は、市町村役場でのミニカー登録が必要です。
原付車両と同じ扱いとなるので、二人乗りやけん引はできません。
- 税金:自動車税がかかり、年間3,700円です。(平成28年度)

自動車保険加入者は、ファミリーバイク特約が該当する場合があります。
詳細については、保険会社に問い合わせをしてみましょう。
購入価格以外に、自賠責保険代、登録代行費用、納車整備費用が負担となります。
ただし自賠責保険代や登録代行費用は、自分で登録すれば無料です。
気になる登坂角度はどれくらいなの?

公式のホームページによると、17%の坂(約9.6度)を登れるように設計。
- 17%の坂:1m進んだときに17cm上がる勾配
例として、国道の立体交差やスーパーなどの屋上駐車場へのスロープがあります。
- 国道の立体交差:9%~12%(約5.1~6.8度)
- スーパーなどの屋上駐車場:最大17%(約9.6度)
そのため、日常生活に使用する道路は登れることになります。
電動ミニカーで走行できる距離を知りたい

フル充電で、約30~45km走行することが可能。
- 乗車員重量〔積載物含む〕:60kg 平坦路 無風状態での数値
- 乗車員重量、路面状況などにより、走行可能距離が短くなることがあります
走行距離は、平坦な道路で無風状態での走行が条件のため、モーターに負荷がかかる状況で走行距離が短くなります。
また下り坂を含み設計斜度を超える坂道で、アクセル全開状態、無停止での連続走行をした場合、モーターやコントローラーに負荷がかかり故障の原因となることがあるのでご注意しましょう。
最高速度は、20km/h。
シルドEXは30km/h、シルドEXVは35km/hです。
(乗車員の重量やタイヤの空気圧、路面の状況などによって、最高速度が前後することがあります。)
その他、電動ミニカーは電気製品のため防滴処理は施されていますが、事故などを防ぐために大雨や大きな水たまりなどの走行はできる限り控えるよう案内されています。
バッテリーや充電時間について知りたい

シルドシリーズのフル充電時間は、鉛酸バッテリーの場合で約6~8時間です。
リチウムバッテリーは約4~6時間となり、いずれも電圧最低値から最高値になるまでの所要時間です。
バッテリーの寿命は、こまめに充電すること。
フル充電にしておくことで、バッテリーを長持ちさせることができます。
少しでも乗ったときは、充電し保管しておくと良いでしょう。
また乗らない場合には、シート内にあるブレーカースイッチを切り月に一度は充電しておけばOKです。
完全に放電をさせると寿命が短くなるので、定期的なメンテナンスという意味でも管理が重要となります。
乗る前と後でしっかり確認しておきたいこと
- スイッチを切り忘れたときは、通常より早く放電するので忘れずに確認しておきましょう。
- 走行中に電池残量がなくなった場合は、走行ができなくなります。そのため、乗車する前に充電ランプやデジタルの表示をしっかり確認してから乗りましょう。
充電するときは、バッテリーを本体から外します。
鉛酸バッテリーの場合には、取り外すには本体の分解が必要です。そのため、取り外さずに専用のコネクタでの充電が推奨されています。
バッテリーの充電時間は家庭用100Vで充電が可能となり、充電器は電気用品安全法(PSE)マーク取得。
家庭用のコンセントから延長コードに接続し、充電器につなぐことはできるのか

家庭用のコンセントから、延長コードに接続し充電器につなぐことは可能です。
車種によってことなりますが、原付車は2アンペア程度となりますが、大型車やリチウム電池車などは5アンペアから7アンペア流れる車種もあるので、延長コードの電流容量に注意し使用しましょう。
家庭用のコンセントからつなぐときは、アンペアをチェック
- 原付車:2アンペア
- 大型車・リチウム電池車:5~7アンペア
コンセントにアースは必ずしも必要ではありません。
20シールド充電器を利用する場合には、アース付きコンセントを利用すると良いでしょう。
疑問!充電器は防水なの?
防水ではないため屋外にて充電する場合には、漏電しないように雨などがあたらないような場所での充電が必要です。
外気温が30度以上で直射日光のあたる場所での充電は、バッテリーの劣化につながります。
そのため、日陰で風通しの良い場所で充電をしましょう。
またアースつきのコンセントでなくても充電することが可能ですが、20シールド充電器を使用する場合は、アース付きコンセントの利用が推奨されています。
- 取り付け方法は、簡単!
複雑な作業が必要な場合や分からないことがあれば、問い合わせてみましょう
オプション部品の購入は、オンラインショップや全国の代理店・取次店で注文することが可能です。
「カヴァロ」購入後の手続きやメンテナンスについて
購入後、ナンバー登録と自動車賠償責任保険への加入が必要です。

居住している市町村役場で手続きを行い登録完了後、コンビニや保険取扱店で自賠責に加入しましょう。
ナンバー登録は、自分で行うこともできます。
個人または法人によって多少の作業に差はありますが、購入時に発行される販売証明書や名義人の方の認印、法人の方は代表者印、身分証明書を持参することでスムーズに手続きが可能です。
各市町村によって様式に違いがあるため、役所にお問い合わせをしてみましょう。
自賠責保険の加入は必須なの?
自賠責保険の加入については、法律で義務づけられています。
- 令和2年4月1日以降の保険開始期の契約で、離島以外の地域(沖縄県を除く)に適用する保険料
4輪電動コンパクトミニカー「カヴァロ」の特徴

- 自動車と同じ操縦感覚で運転できる
- 狭い道でも楽々(全長2,300mm×車幅1,190mm。最小回転半径4.3m)
- 車両の後部に荷物を載せられる(高さ900mm×幅600mm×奥行500mm~640mm)
- パワフルな走行(国道の傾斜:最大約6.8°立体駐車場のスロープ:最大約9.6°)
- 車検・車庫証明不要
- ヘルメット不要(普通自動車免許が必要)
- 安心のメーカー保証(通常の利用内であれば、モーター・コントローラー3年、その他機能部品1年、バッテリー6ヶ月を無料で保証)
- ナンバーの取得が簡単
4輪電動コンパクトミニカー「カヴァロ」が経済的なワケ

満充電にかかる電気代は、約108円。
ガソリン1L相当額(約130円で計算)した場合、約110kmの走行が可能です。
- 1kWhあたりの電気代(円・税込)=19.88 円(東京電力)
車両の状況にもよりますが、約1年使用するとバッテリーの性能は約10%減少します。
4輪電動コンパクトミニカー「カヴァロ」・スペック
- 平坦路無風時、乗車重量60kgで測定。
- 外気温20℃、平坦路無風時 時速30km、乗車重量60kgで測定。
- バッテリーの充電環境や乗車重量により大きく変動するため、バッテリー寿命を保証するものではありません。
- 電圧最低値から最高値になるまでの所要時間。
- 坂道発進できる角度。(乗車体重60kgで測定)
- 平たん路から助走をつけて登ることで、より角度のある坂道を登ることができますが、基本的に電動車両は約9°の坂を登れる(連続走行できる)ように設計されています。
- 約9°を超える急な坂道(下りも含む)をアクセル全開かつ無停止で連続走行すると、モーター及びコントローラーに大きな負荷がかかり、製品寿命を短くする危険性がありますのでご注意しましょう。
家庭用100Vコンセントで充電することができます。
ただし、チャデモ(CHAdeMO)の急速充電器は使用できません。
オプション装備として、ドライブレコーダー15,000円(税込)の取り付けが可能です。

いかがでしたか。
購入までに気になるポイントがあるとすれば、価格以外に走行距離、外出時の充電スポット、日常的な管理や充電方法。
ぜひ、お近くの販売店で聞いてみてくださいね。