バイクの免許は16歳から取得でき、学年も高校1年生で取得できます。
しかしバイクを運転する行為は、ご自身の運転に一定の責任が生じます。
万が一バイクを運転中に子どもか飛び出してきてぶつかってしまったら。
そんな可能性もゼロではありません。
20歳未満は未成年のため、何をするにも制限がかかることが多々あります。
本記事では、バイクの免許をとったばかりの20歳未満の読者さまがバイク保険にどうやって入るのかについてお話しします。
ぜひ参考にしてください。
目次
バイク保険は未成年のライダーに必須な理由とは

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実は未成年のライダーさんこそ、バイクの任意保険に必ず入っておくべきといえます。
それはなぜでしょうか?
その理由は2つあります。
- 若年層は事故を起こす確率が高い
- 万が一事故にあった場合社会人ではないので責任が取れない
ひとつずつみていきましょう。
若年層は事故を起こす確率が高い

若年層は事故を起こす確率が高いといわれています。
では、実際はどうでしょうか?
2020年の警視庁【バイクの死亡事故統計】を確認したところ、
一番多い年代は50代の12人で、それに比べると10代は5人です。
あれ少ないと感じた方も多いのではないでしょうか?
しかし、バイクの免許が取れるのは16歳からです。
そう、圧倒的に免許をもっている総人数が少ない未成年なのにもかかわらず5人亡くなったかたがいるのです。
単純に計算すると50代は1歳あたり1.2人亡くなっており、未成年は1歳あたり1.25人亡くなっています。
万が一事故にあった場合責任が取れない

未成年は社会人の可能性もありますが、学生の可能性が高いでしょう。
万が一事故にあって人を傷つけたり相手のバイクを壊してしまったりしたときに、学生が責任をとるというのは一般的に難しいのではないでしょうか。
実際筆者の主人がバイク事故にあい、鎖骨脱臼で1ヶ月仕事ができないことがありました。
その時に、バイクの修理と持ち物の破損のみで60万。
仕事ができないことでの損害は驚くほどです。
このような事故に未成年があった場合、任意保険に入っていなければ大変な未来が待っているでしょう。
未成年でもバイク保険は入れる?
高校生などでもバイクの任意保険に入れるのでしょうか?
先にお伝えすると、高校生のように未成年でもいくつかの方法でバイク保険に入れます。
保険会社によっては、契約できない場合もありますので事前に調べておきましょう。
ネット保険で簡単に入れない

ネット保険は簡単に申し込みできるのがメリットで、いまや主流になりつつあるといえます。
筆者自身何社か試してみたのですが、ネット保険は未成年の場合簡単に契約できません。
そもそも、見積りすらできないネット保険もあります。
なぜなら【契約者は原則20歳以上の方】という条件があるためです。
まず気になるかたはカスタマーサービスセンターに問い合わせをしてみましょう。
自分が保険契約者になりたい場合親の同意が必要

できれば親に頼りたくない。今後名義変更も面倒くさいと思う読者さまも多いでしょう。
いつか社会人になったとき、全部名義を変えるのであれば最初から保険の契約者を本人にするのもひとつのメリットです。
しかし未成年が契約者になるには、法定代理人(親)の同意が必ず必要です。
また保険会社によっては、未成年を保険契約者として認めない場合もあります。
保険会社に問い合わせしそのまま保険契約する予定であれば、親が電話にかわれる状態で電話することおすすめします。
親に契約者になってもらう

もうひとつの方法で、代わりに親が契約者になり記名被保険者を読者さまにする方法があります。
この場合手続きや保険料の支払いは契約者である親。
この方法が一番オーソドックスといえるかもしれません。
しかし条件があります。
それは、親と未成年の子が同居しているということです。
もしも上京などしており一緒に住んでいない場合は、契約できない可能性もあります。
未成年が親の同意なしで任意保険に入るには

実は親の同意が不要で任意保険を未成年でも契約できる人がいます。
- 結婚している
- 企業で働き毎月給料をもらっている
上記のいずれかに該当すれば、未成年でも成人と同じ扱いで契約できる保険会社もあります。
もし結婚していたり働いていたりする場合は、保険会社にその旨をしっかり伝えしましょう。
任意保険は親と相談して絶対に入ろう

今回は未成年がバイクに乗る場合の任意保険の入り方についてお話ししました。
すこしハードルが高いと感じるかもしれませんが、バイクの任意保険はライダーになる必須条件とも言えます。
自分が怪我をした時の為にも、また他の人を事故に巻き込んでしまった時のためにも必ず親と相談しましょう。
(ライター:ともむ)